第73回静高祭“back to the 日常”

 7月8、9日の2日間、第73回静高祭“back to the 日常”が開催されました。この日のために、生徒会執行部・静高祭特別実行委員会の生徒らが中心となって様々な催し物を企画しました。そして全校生徒が一丸となって、各クラスのテーマに沿ったみこしや衣装を作成し、教室を装飾、また模擬店や展示物の公開や有志発表など、多くの方々を楽しませました。

 

 1日目の午前中は、全15クラスによる合唱コンクールを実施しました。令和元年以来の合唱コンクールということもあり、全校生徒にとっては初めてのイベントとなりました。企画当初は多くの生徒が「合唱、上手くいくのだろうか・・・」と不安を口にしていました。しかし迎えた本番、全クラスが練習の成果を発揮し、全校生徒が感動を覚える発表を互いに鑑賞することができました。コンクールということもあり順位こそつきますが、どのクラスも甲乙つけがたい素晴らしい発表を披露してくれました。

 午後は体育館でシズコレを実施しました。各クラスの出演者らは工夫を凝らして作成された衣装を身に纏い、特設ランウェイを堂々と歩きました。全クラスが体育館に一堂に会し、生徒たちは大盛り上がりでした。各年次の教員らも身体を張った(!?)パフォーマンスを披露し、会場中が笑いと熱気に包まれました。

 その後、昨年に引き続き、静高祭恒例のみこしパレードを実施しました。生徒らの日頃の行いが良かったのか、見事な晴天の中でのパレードとなりました。吹奏楽部の演奏を先頭に、各クラスの思いが詰まったみこしが町内を一周しました。ピュア前に設置した給水所は大繁盛だった様で、ご協力いただいた有志のPTAの方々も大忙しでした。学校に戻ってきた生徒たちの表情は、炎天下の中でのパレードだったにも関わらず、非常にさわやかで、パレードを実施できたことへの喜びや、静高生としての誇りに満ちたものでした。

 

 2日目は、一般公開を実施しました。各教室で行われた教室公開、部活動の発表や模擬店に展示、体育館での有志発表、PTAの方々の「ワンコイン喫茶」など、バラエティに富んだ出し物を行った1日となりました。昨年はコロナの影響で家族や保護者に限定しての公開でしたが、今年はその制約を無くしての実施となりました。結果的には、およそ700名の方々にご来場いただき、生徒たちは皆張り切ってお客様を楽しませていました。特に、年次が進行するにつれレベルが上がっていく教室公開は、各フロアにおいて長蛇の列ができており、多くの方々の心を捉えたことと思います。

 

 今年の静高祭テーマ“back to the 日常”は、「コロナ以前の静高祭に戻したい」という生徒たちの願いが込められていました。コロナ禍において様々な制限を強いられてきた世代だからこその、バイタリティ溢れる2日間を過ごせたことと思います。生徒会執行部・静高祭特別実行委員会の生徒、全校生徒、ご協力いただいた保護者の方々、関係各位の皆様、ご来場いただいた全ての方々、全教職員が一丸となって創り上げた、素晴らしい2日間となりました。

 

ありがとうございました。

生徒会部長 葛西 高成