令和5年度学校評価
校歌

 昭和16年の開校後間もなく、その頃全道各地の校歌を作られていた飯田先生に作詞をお願いした。しかし、当時の校歌の内容が戦後になって民主教育と合わないとのことで、一部手を加えられ、3番が全面カットされた。曲は、当時の札幌師範学校の千葉先生が師範学校の寮歌として作られた曲が飯田先生作詞にピッタリとのことで、静内農業学校の校歌の誕生となった。昭和20年8月に原詞原楽譜が消失したが、口伝えで歌われ続け、昭和26年山田光生氏(当時の生徒)が音楽部の協力を得て採譜したものが現在歌われている。
 いずれにしても、道内の多くの旧制中学校や女学校・農学校時代の校歌は戦後ほとんど歌われていない中で、本校の校歌が今も歌い継がれていることは伝統校の誇りといえるのではないだろうか。